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FORWARDとは

カリキュラム・教材

カリキュラム例1

現状

 私立中高一貫校在籍・高校1年。これから夏休みに突入するので、夏の間に苦手科目を対策したい。文系科目は得意なものの、数学でつまづいており、始まったばかりの化学も不安。数学は既にIAが終了し、休み明けからはIIB分野に入る。

基本方針

 数学はIとIIの間に関連分野が多く、数学Iの習得が不十分だと新学期以降も大きく崩れる恐れがある。最優先で対策する。また化学は今のうちに基礎強化をすれば、学校の授業も吸収できるようになり効率がよくなると期待できる。
 両教科とも休みの間は基礎の集中強化に注力し、休みが明けて次の定期試験範囲が見えてきたら、定期試験に直接出題される可能性のある学校教材を集中的に復習。その後は、数学・化学の習得が順調なら、英単語など定常的に時間を割くべき課題にも着手する。

使用教材

カルキュール数学IA(駿台文庫)

 基礎的な計算問題が多数掲載されている数少ない問題集。昔はこういう問題集が多かったが、分量の少ない書き込み式が流行ったことと、チャート式の流行ですっかり廃れてしまった。まずは基本問題のみ一巡し、それが順調に終わったら標準問題に着手。

トレーニングノートα化学1(受験研究社)

 一問一答に近い穴埋め形式の問題を中心に編集された基本問題集。誰もが身につけるべき最低限の知識をコンパクトにまとめてあり、取り組み易い。必要なページだけピックアップして実施。

進め方

 すべて、まず塾で解説し、宿題として塾で扱ったのと同じ問題を復習し、塾で定着度をテストする。塾で解説を聞かずともすぐにできてしまうページがあれば、家での復習や次回塾でのテストは飛ばして、スピードを上げる。

 数学はセクションが1〜27まであるが、今回は命題・場合の数・確率ははずして全19セクションを集中強化する。各回1〜2セクション進めるつもりで所用回数15回程度を見積もる。

 化学は第1〜7節を集中強化。凡ミス以外全問正解になるまで徹底的に繰り返す。また、まだ周期表を暗記していないようなので、最初数回は暗記するまで周期表のテストを、また周期表を覚えたら代表的な分子・イオン結晶の式のプリントを与え、暗記を命じ、各回テストする。所用回数10回程度を見積もる。

 夏休み中に全行程を完了する事は困難なので、夏休み中に7・8月あわせて20回程度の受講を確保し、9月初頭の受講回を合わせて計画を完了させる。その後は学校の授業や配布物の状況を見て対応。

カリキュラム例2

現状

 都立中学、新中学3年生。3年生になったので高校受験に向けて塾に通い出したが、今まではあまり勉強をしていない。評定は平均3程度。特に良くない教科は英語で、中学1年時から苦手のままで来ている。克服のための努力も今まであまりしていない。都立・私立併願で考えている。

基本方針

 勉強すること自体に慣れていないので、急に複雑な課題を与えると混乱してしまう恐れがある。特に英語は単純な語彙暗記など、課題はなるべく単純に設定する。また「勉強すること自体に慣れていない」ほどの生徒は、しばしば考えをまとめる力が乏しいので学習事項も手際よく咀嚼できない。考えをまとめる力は作文練習によって多少強化できる。都立高校入試の国語でも短い作文が課されるので、その対策にもなる。作文練習は即刻導入。また国語の読解問題も成績向上に長い時間を要するので、早いうちから対策を開始する。理社は宿題で進めるよう命じる。高校入試では理社の知識はそこまで高度なものは問われないし、私立専願なら理社は使わないこともあるので、状況によっては割愛する。

使用教材

高校入試ランク順英単語ドリル(学研)

 ごく簡単な単語から始まり、これ一冊で都立高校の共通問題に取り組むのに必要な単語がかなりカバーできる。最低三回繰り返し、確実に習得させる。一通り習得したら、あとは過去問を解いて出会った知らない単語を覚えていけば良い。

10分間復習ドリル 漢字(受験研究社)

 高校入試では漢字は思いのほか響く。今まで勉強していない中学生はしばしば無惨な様相を呈するので、補強は必須。加えて漢字を勉強する中で語彙も増やす。

10分間トレーニング 各学年・各教科(数学研究社)

 分量が少なく、初学者には取り組み易い。各教科存在するが、国語の読解は無い。書き込み式教材だが、書き込まずに何度も繰り返し取り組むのが良い。特に理社は、V模擬等で偏差値30の生徒が三冊すべてやりきれば(国語力などにも依存するが)1回やりきって30台後半、2巡目をやりきれば40台、3巡すればこれだけで偏差値60を狙える。ただし英語、数学および理科の計算分野については、解説が乏しいので自力での習得は困難。

教科書ワーク 国語

 国語教材として文章を読むなら、国語の教科書に載っているものが最良。どの文を収録するか良く検討されていて、内容・分量のバランスが取れている。教科書に準拠し、教科書ワークを利用して読解演習を重ねることで、定期試験(内申点)対策にもなる。

文法パターン錬成(育伸社)

 塾用教材を提供している出版社の教材。まったく同じパターンの短い英文の書き換えを、各パターンを十数回繰り返すという体裁。単純な作りでレベルも低いが、有無をいわさず繰り返すことで、「英文のかたち」についての基本的な理解が自然と醸成される。英語がサッパリわかっていない生徒には好適。

進め方

 理社は当面、10分間トレーニングを自習させる。それで身に付かない、怠けるようなら1ヶ月以内に方針を転換して取り組みを管理するスタイルに切り替える。単語と漢字は毎回テスト。その他は全て、まず塾で解説して、まったく同じページを家で復習させ、必要に応じて塾でテスト。国語は学校の授業進行に合わせて。なお、国語は学校教科書も用い、新しい範囲に入る際には朗読をさせる。朗読を聞けば、文章に対する最低限の理解があるかどうかは分かる。

 英数は『10分間トレーニング』と『文法パターン錬成』だけでは充分な学力を養うことはできない。3カ月以内に、解説を受けなくても自力である程度の問題を出来る段階に達するよう指導し、より上級の文法事項を問う教材に移行する。達成度が思うように改善しない時は、既習範囲の繰り返しを強化する。

 なお、作文指導も平行して行う。都立国語の200字作文で何点削り取れるかは、特に国語の読解で十全な点が取れない生徒にとっては死活問題だし、作文練習は考えをまとめる練習にもなり、勉強というものに慣れていない生徒に取っては、学習事項を頭の中で整理する練習としても役立つ。はじめは書きたがらない事が多いので、まずはごく簡単な日記風のものから。何よりも「字を綴る」ことが大切。

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